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Days with melodies


本とピアノと毎日のこと。クラシック音楽とイギリスのこと。"Life is like a piano... what you get out of it depends on how you play it.”
by sanjyo-kappa

そして花嫁は恋を知る 白銀の都へ旅立つ姫

長いタイトルですね……。そして、コバルトらしさ満載。
表紙なんて、こんななんだぜ!ステキ!(皮肉にあらず!)



シリーズものの2巻目なのですが、実はまだ1巻目は読んでいません。
そして花嫁は恋を知るというシリーズ名からも分かる通り、様々な状況にあるお姫様が様々な国に嫁いで、
様々な王子様?と出会って恋に落ちる、というコバルトはこうでなくては!的なお話。
これまた、コバルトには結構あることですが、意外と歴史関係がきっちりと描かれていて、
そのへん、実は現実的であったりするコバルト乙女も満足させられるというか。

2巻目の「白銀の都に旅立つ姫」は、ギリシャがモデルの南国?のお姫様が、ロシアがモデルの極寒国に嫁ぎます。
主人公の名前はアグライア、でこれだけではどの国がモデルか分からなかったのですが、
皇妃である母親の名前はテミス、ときたところで、なるほどーギリシャ系かーと。
相手方は、「極寒」「大陸とは違う宗教」「異なる文化体系」「この国独自のドーム型の建築物」とくると
ロシアしかないだろうと思っていたら、公子様が出てきて「俺が、ユーリ・トモツレスキーだ」と……。
なんとかスキーって。ロシア以外にありえないじゃないか!

お話としては、アグライアの祖国が、他国に侵略されかかっていて、
援軍を求めるためにユーリのいるブラーナに助けを請うのが、逆にブラーナのお家騒動に巻き込まれ。
初対面では最低だと思っていたユーリに、どんどん惹かれていっちゃうんだけど、
これって何?これが恋?恋なの!?という、ツボをおさえたストーリーです。
リュドミラというユーリの付き人として雇われている女の子がいるのですが、
人物紹介のところで「ユーリの身の回りを世話している少女。ぶっきらぼうな喋り方だが、実は……?」とあって
何故か、「実は少年。異父兄弟」とかいうのを想像してしまってました。
お話が半分過ぎても「実は少年」設定が出てこないので、
ようやく「実は…」の部分は違うことを示唆していることに気付いた次第。
このリュドミラがものすごく良いキャラクターでした。

しかし、アグライアの腰、細すぎだろう。
by sanjyo-kappa | 2009-03-08 09:41 | book review
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