Days with melodies


本とピアノと毎日のこと。クラシック音楽とイギリスのこと。"Life is like a piano... what you get out of it depends on how you play it.”
by sanjyo-kappa
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KUNIYOSHI

歌川国芳の作品展が、ロンドンのRoyal Academy of Artsで開催されています。

論文が終わった記念に、行って参りました。

めちゃくちゃ楽しかった。
久しぶりの美術館というのも、もちろん、あるだろうけれども。
浮世絵、ちゃんと見たのは初めてに近いのですが、すごーく楽しかったです。

個人的には、武将系が一番楽しかった。
夜叉姫が送ってきた髑髏と闘う源氏とか、初陣のときの真田昌幸とか、
土蜘蛛と闘う源頼光とか、五条大橋での弁慶と牛若丸とか!
……男の子の絵が好きなだけなのかも。

あとは、歌舞伎絵に、たくさん猫が出ていて、和みました。
どうやら、猫好きだったらしい、国芳さん。


こういうの!

猫好きに悪いひとはいませんね……。うふふ。

6月7日までなので、お早めに。

住所は、

Royal Academy of Arts
Burlington House
Piccadilly
London W1J 0BD

最寄り駅は、Piccadilly LineのPiccadilly CircusかJubilee Line/Victoria LineのGreen Parkです。

南総里見八犬伝が読みたくなりました。
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# by sanjyo-kappa | 2009-05-27 05:36 | cats

似てる……よね?

終わりました……。
地獄の論文期間が……!
いやまだ、完全には終わっていないんですけども。
とりあえず、書く作業はこれで終わりです。

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さすがに疲れたよ、の背中。

結局、Performance Pracitceの論文タイトルは、

The Interpretation and Performance Practice of the Piano
through the composer’s interpretators of
The Piano Trio in D minor, op.120 by Gabriel Fauré

で、Applied Psychology in Music Performanceの論文タイトルは、

Importance of play through before performance for pianists
Case Studies of Performance Anxiety/Self-evaluation/Self-Criticism

になりました。

モヒンダーが担当している方がPerformance Practiceだったわけですが、
単純に彼に馬鹿だと思われたくない一心で(笑)、かなりの時間をこちらに割いたために、
音楽心理学の方は、ええと……4日でリサーチ+4500字という崖っぷち作業に。
先週末、ロンドンは超!良いお天気だったんですが、まったくお外に出られませんでした。
机の周りと、机周りの床に、円形状に資料論文を並べ、ぷちぷちタイプをする作業……。
金曜日でリサーチを済ませ、土日でとりあえず規定の文字数をクリアし、月曜日に恋人に英語添削を。

実は、前回の論文でも英語のチェックをしてもらったのですが、
どうやら、ひとの論文を読んでいる間に、しばらく使っていなかった論文脳が活性化されたらしく、
3時間にわたる添削作業の最後の方は、
「ここのパラグラフとここのパラグラフの繋がり方がおかしい!」
とか
「この文とこの文では、元となるアイデアが違いすぎる!」
とか、何だかどんどんヒートアップしてしまい。
「オックスフォードを思い出す」とにこにこしておられました(わざと敬語)。

さて、今回の論文、ぶっちゃけて言うと、どうせ添削してもらえるからそこまで気にしなくていいや、
と割と甘い考えで書いたわけですよ。
だって。時間もないし。書けば書くほど、文法が訳わからなくなってくるし。
そしたら、非道い間違いのオンパレードでした。……がくり。

SufficiencyとEfficiency。発音は似ていますが、意味がまったく違う。
これは、後で自分でも気付いたので、とりあえず、セーフ。

DesruptionとDestructionとDistraction。
もちろん、使いたかったのは、Distractionなんですが。
Distractionが注意散漫とか上の空、という意味なのに対して、
DesruptionとDestructionは、破壊行為という意味。
Unlike practice, musical performance can be full of distractions
(練習と違って、音楽演奏では気を散らされることに見舞われる可能性がある)
Unlike practice, musical performance can be full of destructions.
(練習と違って、音楽演奏では破壊行為に見舞われる可能性がある)
ものすごい笑われた……。
だって。発音が似てるんだもん!

そして、思い切りのスペル間違いで、言い訳も出来なかったのが、SummeryとSummary。
このふたつ、発音は完全に一緒なんですよ!
でも、意味が似ているどころか……。
夏っぽい と 要約 ですからね。
なまじスペルが合っていたがために、ワードのスペルチェックも教えてくれず、
大まじめに、「夏っぽさ:Getting the most out of practice by “performing”」とか書いて、
大笑いされました……。
だって。だって……。

ああ、恥ずかしい。
中学のときにちゃんと英語を勉強しなかったつけが、こんなところでくるなんて。
勉強というのは、真面目にちゃんと、こつこつやるべきものなんですね(今更)。


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「まあ、そう落ち込むなよ。なんなら撫でるか?撫でたいか?」

チェスターくんの人生は、恥とは無縁っぽい。
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# by sanjyo-kappa | 2009-05-26 09:15 | cats

I just panicked!

とある事情で、恋人と仲違いをいたしました。
個人的に、ぎゃーぎゃー一方的に喚いたりするのが大嫌いなのと、
喧嘩をすればするほど仲良くなれる、という意見が信じられないことから、
夜に発生した仲違いの種を、とりあえずは放置。
自分の中で整理をつけてから、改めて恋人と話し合いの場を設けました。

喧嘩っぽくなってしまったり、少し感情的になると、
ついついきつい皮肉が口をついて出たりするのですが、
いかんせん、相手が皮肉のエキスパート(笑)なものですから、
そちらの方向に持って行くと、完全に私の負けだろうと。(いや、勝ち負けじゃないけども)

でまあ、色々と作戦を練って行った結果、見事、相手のKO負けになりました。
最後の最後で、こっちがびっくりするほど綺麗な論理展開を見せられ、
尚かつ、誠実なスピーチまでつけられて、思わず、「Very well worded(綺麗な言い回し)」と褒めてしまったら、
「Well, I should get there eventually, as long as I am not that stupid」
(まあね、僕が完全な馬鹿でない限り、いつかは成果を見せないと)
と苦笑いで返されました。

さて、同じ日。
友達と携帯で話していたときに、彼から電話がかかってきていたのは知っていたのですが、
内容の見当がついていたことと、友達に伝えなければいけない連絡事項が緊急だったことで、
彼の着信を無視したら、その後、彼の電話に繋がらない。

なんだそりゃ?と思いつつ、何度か電話をかけてみるものの、一向に繋がる気配がない。

また携帯がマナーモードが何かになっているのかしら~と呑気に構えて、
まあいつかかかってくるだろうとおうちで論文を書いていたら、彼から着信が。

「いま、どこ?」
「家だよ」
「ごめんね」
「何が?」
「あれ?怒ってるんじゃないの?」
「怒る?何に対して?」
「……えっと……。あれ?怒ってないの?」
「怒ってないよ……?」
「そっか……。えっとね、とりあえず、今、家の前にいる」

まだ事情がいまいち飲み込めないまま、とりあえず玄関のドアを開けに一階に降りていけば、
突然の雨に濡れたまま、リハーサル帰りでチェロを持ったままの彼が、
赤いバラの花束を持って立っていました。


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ますます訳が分からなくて、どうしたの?と尋ねれば、
「だって、電話かけたのにね、繋がらなくて、3回目かけたら、いきなり留守電に転送されたから、
もしかしたら携帯の電源を切られたのかも、と思ってね、パニックになってね……」

どんだけパニックになったんですか……。

可愛いんだか、可哀想なんだか、よく分からないけれど、
とりあえず、いただいたお花は綺麗だし、プレゼントされたワインも美味しかったので、
何だかちょっと嬉しかったり……。


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「パニックになるだけで、こんなお花がもらえるんなら、もう少し頻繁に慌ててもらおうかしら」と言えば、
「勘弁してよ……」と目で訴える彼なのでした。
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# by sanjyo-kappa | 2009-05-16 23:56 | daily life

Au Piano avec Gabriel Faure

Marugurite Longというフランス人ピアニストの書いた本。

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今回の論文のコアの一部になる本です。
ラヴェルとドビュッシー、アルベニスなどにも好かれたピアニスト。フォーレのお気に入りのひとでもありました。
ラヴェルのピアノ協奏曲は、彼女に捧げられています。
フォーレのバラードも。

Gabriel Faure / Nocturn No.6 in Db major, Op.63
ガブリエル・フォーレ/ ノクターン(夜想曲) 第6番 変ニ長調 作品63



モヒンダーに教えてもらうまでは、彼女の存在など知らなかったのですが、すごく良い本でした。
論文のためじゃなくても、読んでよかったと思えるというか、
むしろ途中から、完全に読み物として読んでいたというか……。

その中でもすごく印象的だったのが、ここ。

To play a piece of music is to recreate it.
Music - Art in movement - is a construction in the spirit of the time
which writing down crystallises and which playing animates.
However perfectly music may be written,
however scrupulously the composer has indicated his intensions,
the work remains a dead letter without someone to play it.
Our role is heavy with responsibility.






(演奏をするということは、再創造するということ。動作の芸術である音楽は、精神と時間が構築するものであり、作曲で結晶化されたものが、演奏によって躍動する。どれだけ楽譜が完璧に書かれていても、どれだけ作曲家の意図が綿密に指示されていても、演奏家なくしては、何の意味もなさない。だからこそ、演奏家の持つ責任は重大である)

そうか、音楽ってのはArt in movementなんだわ!なんて感動したりして。

「完璧」な演奏というのを、最近、よく考える。
ミスのないのが完璧?一人一人によって解釈が変わるのであれば、誰にとっての完璧?
少しでも解釈が自分の思っていたのと違っていたら、それは間違い?
ミスがなくて、尚かつ美しくて、しかも技術的にも芸術的にも優れているのが、いわゆる「完璧」なのだろうけれど、
それって本当に「完璧」なのかしら……とか。


そろそろ、論文のタイトルを決めないといけないなあ……。
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# by sanjyo-kappa | 2009-04-26 09:12 | piano

Martinu

来週の頭に、とあるコンクール用にピアノソロを録音しなくてはいけなくて、
それのために今、

Frescobaldi/Respighi Prelude and Fugue in G minor
Schubert Impromptu No.2 in Ab major, D 946
Franck Martin from 8 Preludes, VIII Vivace

を練習しているわけですが。

シューベルトが、実はぴっかぴかの習いたて曲なので、ちょっと苦戦中。
3時間半のレッスンを受けた次の日に、恋人に通し弾きを聴いてもらったのですが、
シューベルトはけちょんけちょんに言われました。
遠慮されて、優しい物言いだったので、余計にぐさっと……。
「もっと綺麗に弾けるよね?」とか言われた。うう……。



作曲されたのが1828年と、シューベルト後期の作品だからか、
心臓をえぐられるような悲しいところがあったりして。
良い曲です。そして、ブレンデルはさすがですねえ。

月曜日の朝一でレコーディングなので、もうちょっと悪足掻きをしますです。

そして、あと2週間ちょっとで弾かなくちゃいけない新しい曲。

Martinu Variation on Slovakian Theme for Cello and Piano



いけるかなー。ぎりぎりだなー。
でもまあ、こうやって需要があるのはピアニスト冥利に尽きるので、練習しましょう。
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# by sanjyo-kappa | 2009-04-25 05:54 | piano
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